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国外追放のシーボルトに妻が送った最初の手紙見つかる NHK NEWS WEB

江戸時代に日本に西洋医学を伝えたドイツ人医師、シーボルトが、国外に追放されたあと、日本に残された妻が送った最初の手紙がオランダの大学の図書館に保存されていることがわかりました。専門家は当時のシーボルトの私生活を知る貴重な資料だとしています。

↓ 詳しくはこちらで

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20181002/5020001648.html

シーボルトの妻である楠本滝が、帰国したシーボルトに宛てた手紙が発見されたとのニュースです。文面を見ますと、「寅十一月十一日」とありますから、文政13年(1830)のものとわかります。記事には1830年12月25日とありますが、これはグレゴリオ暦(西暦)に変換したものでしょう。また、差出人は滝の遊女名である「其扇(そのぎ)」となっています。宛先には「シイホルト」とカタカナで書かれていますが、それにしても江戸時代のくずし字、しかも女性の手紙は基本的に仮名文字で書かれていますから、一般の古文書より難しいのですが、シーボルトは読めたのでしょうか。今度、シーボルトが専門の沓澤先生に聞いてみようと思います。

お滝と言えば、娘の「楠本いね」を思い出します。丘みつ子さん主演で、TBSのポーラテレビ小説で「オランダおいね」というドラマをやっていました。Wikipediaで検索してみたら、1970年3月から9月までの半年間でした。小学校6年生の時だったのですね。

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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