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小田原城天守閣特別展 北条早雲武者隊 萬翠楼福住

箱根に来ています。今日は、小田原城天守閣特別展「小田原開府五百年~北条氏綱から続くあゆみ~」を見て、明日は箱根町郷土資料館を訪ねる予定です。天気も良くてなかなか気持ちのよい1日でした。右下の写真は八幡山で、はじめ、早雲はここに居城を構えました。今は小田原高校がありますね。ここから現在の小田原城の位置に移転したわけです。で、500年というのは、早雲が亡くなって、氏綱が跡を継いでから500年とのことです。氏綱は「伊勢氏」から「北条氏」に改正し、虎の朱印状を使い始めます。

展示会はさすがに写真撮影ができませんので、最上階に安置してある摩利支天蔵だけ写真を撮ってきました。望遠でとりましたから、そこそこ撮れています。

さて、見学を終わって、外に出ると、ちょうど「北条早雲武者隊」が演舞をやっていました。武者隊のお凜さんには、Twitterで、見学に行くと言っておりましたので、ジャストタイミングでしたね。

今は全国各地の城にこうした盛り上げ隊の方たちが活躍しています。熊本城のおもてなし隊は結構、早い時期だったんじゃないでしょうか?最初に行ったのは、2011年のことだったと思います。熊本地震の後も元気で頑張っていらっしゃると、風の噂で聞きました。

今日の泊まりは萬翠楼福住です。この10代目福住九蔵は、二宮尊徳の高弟で『二宮翁夜話』で知られる福住正兄(まさえ)です。正兄は、そもそもは、相模国大住郡片岡村(現・神奈川県平塚市)の大沢市左衛門の五男で、大沢家の兄弟たちは、伊勢原村の加藤宗兵衛、大磯主君川崎孫右衛門らとともに相模の報徳仕法を牽引していく存在となっていた。片岡村は、東海大学湘南キャンパスがたつ旧北金目村の隣村で、相模平野のど真ん中に位置しています。詳しくは、このサイトの「在郷商人のネットワーク by 相模国中央部」に論文を公開していますので、興味のある方はご覧ください(^^)

「相模国における在郷商人とその地域的ネットワーク」=zaigousyounin no network

萬翠楼福住は、箱根で唯一、重要文化財に指定されている旅館です。重要文化財に泊まる、いいですねぇ。以前から一度は…と思っていました。

早川の川沿いに建つ萬翠楼福住です。この写真は3階建ての3階部分なのですが、なんとこの3階部分全体が泊り部屋なんです!10畳と8畳の部屋を3畳の畳の廊下でつないであり、部屋全体をL字型に廊下といいますかお縁とといいますか、とにかくぐるっと囲んでいて何ともぜいたくな造りです。何より、萬翠楼自体が蔵の造りになっていることに驚かされます。

夕食もなかなか美味しかったですね。明日は予定通り箱根町郷土資料館に伺います。

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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