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閑話休題 キャンパスの冬構え 富士見通り編

本日は1人が論文を提出してきまして、今はゼミ室で3人が必死で書いています。もう少しだからな、頑張ろうな!

というわけで、ゼミ生たちが来るのはだいたい昼過ぎなので、本日も健康のために少し学内を歩いてみました。昨日は中央通りを紹介しましたが、本日は富士見通りです。富士山が道の西向こうに真っ直ぐに見えるから富士見通りといいます。ただし、今は木が大きくなりすぎて、道路上からはあまり見えません。

この富士見通りには本学の1号館から4号館までが並んでいます。もちろん、その後に建てられた建物として、松前記念館、14号館、11号館とかも並んでいますが、どっちにしても湘南キャンパス創生の地といってもいいかと思います。

こちらは1号館です。Y字型の校舎で、付属校を含めた学園の校舎ではシンボルになっています。1~4号館の設計は、建築学部の初代主任教授で、もとは逓信省の建築を担当していた山田守先生です。日本武道館や京都タワーの設計者と言えばそうかと思っていただけるかなと思います。

この建物がY字なのは、もともとは病院建築として設計されたからでした。窓の外を見ても目線が交差しないというのが病院建築としてはもっともメリットのあるところです。ただ、正直なところ、真ん中にスロープがあるのですが、登っているうちに何階だかわからなくなります(^^;)

それにしても天気がいいですよね。色が鮮やかなのも、こうやって全体がとれるのもiPhone12Proのおかげです。

こちらは改修工事真っ最中の4号館です。正面には柱が等間隔で並んでいて、こうした建物を列柱式建築といいます。以前は総長室などの事務系の中枢と中央図書館が入っていました。実は私の「教育研究所」時代の研究室もこちらの4階にありましたが、2014年に5号館に、そして3年前に実験棟F館に移転させられました。改修後は、さらに事務本部機能を強化するそうです。

こちらは2号館です。けったいな形をしていますが、3000人と1000人が入る階段教室を中心にいくつかの大教室が入っています。コンサートなどでも使われますが、これがまぁ戦後のマス教育を象徴する校舎になるのです。

10階建ての3号館です。ちょうど東海道新幹線が開通した頃に建築されたもので、新幹線からも見ることができる校舎を目指したと言われています。文学部と社会文化学部に政治経済学部の研究室が入っています。左側が教室のある14号館で、右側に見えるのが11号館です。

3号館の右側にはスロープがあって、真ん中に円形のエレベーターがあります。日本で初めての円形エレベーターだそうです。また、トイレもここにあって、左側の校舎からはいったん外に出ないとトイレに行けない構造になっています。冬は正直寒いです。しかも左側の建物には外に階段があって、建物の中だけでは上下に移動できません。便利なんだかなんだか…(^^;)

なお、外のスロープは屋上に駐車場を設けるためだったとか。今は柵があって、当然、車は通れません。この柵は…あまりにも飛び降りる人が多いために設置されたものです。だから今は「鳥かご」などと呼ばれています。

でも、ここが富士山を眺めるにはベストポジションなんですよね。屋上からは相模湾も眺めることができるのですが、当然、今は屋上には上がれません。

で、今日の富士山ですが…

昨日に比べればまだマシですが、相変わらず雲が懸かっていました。昨日より心なしか雪が増えたような…。

だいたい8階か9階から眺める富士山が1番ですかね。こちらは富士見通り越しに富士山を写したところです。もう少し空気が澄んでくれば、もっときれいにみえるようになります(^^)

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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