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琺瑯看板

これで「ほうろうかんばん」と読みます。普通は、「ホーロー看板」などと表記しますね。前々回のブログで少し紹介しました。「琺瑯」は主に鉄器などの金属の素地に、ガラス質のうわぐすりを塗って焼きつけたもので、ガラスの光沢に耐食性を備えた材料が得られることから、食器や冷蔵庫などにも使われます。この性能を利用した看板が琺瑯(ホーロー)看板です。明治の末ごろに開発されたといわれていますが、昭和30年(1955)代の高度経済成長期から40年(1965)代にかけて爆発的に普及しました。昭和50年(1975)代以降は、商品サイクルの短期化や景観の変化などによって急減しています。だから例えば戦争直後などのお話しでホーロー看板が出てくるドラマなどは間違いということになりますね。

板葺の壁にホーロー看板のある景色は、何とも懐かしい風景です。実は、私の実家にもよくホーロー看板を貼らせて欲しいという話が来ていました。農機具とかドリンク剤とか。ドリンクは何だったか忘れましたが、1ダース入りのドリンクが代金代わり?!だったことを覚えています。せめてこの頃の写真を撮っておけばよかったと思います。

前々回は、NHK連続ドラマ「おちょやん」の話題からオロナイン軟膏とオロナミンCドリンクの看板を紹介しました。その際に金鳥蚊取り線香のホーロー看板はでかすぎて困ると行っていましたが、こちらがその現物です。

一辺が100cmあって、しかも菱形に掲示しなければならないので、それも不便かと(^^;)最近はレトロな雰囲気の食堂などもありますから、みたことがある方も多いのではないかと思います。本当に重くてがさばります(^^;)

金鳥蚊取り線香のライバルといえば大塚グループアース製薬の蚊取り線香ですね。そしてアース蚊取り線香といえば、言わずと知れたこちら!!

由美かおるさんの「かとり線香アース渦巻」のホーロー看板です!こちらもまた有名なものですね。さらにアース製薬の関連商品といえば…。

はい、水原弘さんの「強力殺虫剤 ハイアース」です。水原さんと言えば、「黒い花びら」で第1回目のレコード大賞を受賞されています。「君こそわが命」という歌も大ヒットしました。

この「アースセット」も昔はいろんな場所で見かけたものです。

最後に…これもオールドファンには懐かしいホーロー看板です。

言わずと知れたお姫様剣士松山容子さんの「ボンカレー」!今も続くレトルトパック「ボンカレー」の最初のバージョンです。レトルトパックの草分でもあって、ここではヒートパックになっていますね。

それにしてもこうしてみると大塚関係商品のホーロー看板が多いんですね。自分で集めておいて初めてそう思いました。

本日はちょっとサービスで、なな君のグルージングの動画をアップします。

https://www.ihmlab.net/tweet/wp-content/uploads/2021/01/IMG_0871.mp4

れなかなか大きなうさぎでしょう。何でもネザーランドワープとの混血だろうとか…。保護うさぎですから、詳細なことは分りません。それにしてもおとなしいなおまえ!いつもは抱っこもさせてくれないのに。

さて、明日はいよいよ2020年度秋学期最後の授業です。何だかあっという間でした。オンデマンドですのでこれから録画します。きっちり締めようっと(^_^)v

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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