2020年度 学位授与式
正式には学位授与式ですね。卒業証書ではないですね。みなさん、学士の称号をもらうわけですから。
ただいま、その学位授与式が終わって研究室に戻ってきたところです。日本史専攻の学位授与式は14号館ですから、私の研究室のある実験棟F館からは結構遠いです。で、中央通りに出ると、今、卒業式が終わったばかりの学生たちが一斉に移動している最中でした。こんなに学生たちの姿を見るのは久しぶりです。文学部と文化社会学部、それに政治経済学部だったのでしょう。女性が多いから袴姿が華やかです。
やっぱり学生がいる風景はいいですね。どんよりとした曇り空が一気に晴れそうです。日本史専攻の卒業生52名の内、出席者48名。半分ヤンちゃんな雰囲気を残す学生たちの後ろ姿がちょっとたくましくなったような…。
今年は学部生の時からお世話になった沓澤先生が、非常勤講師も終わりになって本当に退職となりました。同窓会長の代わりに「同窓会長賞」を届けるためにご出席でした。最後のご挨拶を聞きながら、何となくこみ上げてくるものがありました。成績優秀者には「総長賞」そして「学科賞」が贈られます。私の学生時代はどれも関係なかったですけれどね(^^;)
本来ならば、学位記は一人ひとり手渡しなのですが、今年はコロナ禍のために代表者が受け取るだけでした。それも淋しいですね。娘たちの卒業式でも一人ひとりもらっていましたから。机の上の所定の位置に自分の学位記が置いてある…。新型コロナウイルスが恨めしい1年の象徴でした。みんながマスクをつけているなんてやっぱり異常です。
全てが終わった後、ゼミ生たちと少し歓談…。と、思っていたら、サプライズでいっぱいいっぱい想いを詰めてくれた色紙と一緒に、感謝の品だといってこんなお品をいただきました。
なんと似顔絵入りのサーモスグラス!写真はGoogleで検索して、ネットから拾ってきたといってきました。確かにこれは確かこのブログで上げていたか、Instagramのアップしていたのですね。「omikun感謝」の文字がやたら嬉しくて、またまたグッときてしまいました。
桜の花がまだ3分咲きであるように、みなさんもまだまだこれからです。時には雨風も吹いてくるでしょうが、精一杯自分の花を咲かせてください。そしていつまでも歴史を通じて人間の歩みに、その時代時代に生きてきた人たちに想いを寄せ、寄り添ってあげらる歴史学徒でいてください。それが今を生きることの礎でもあります。
改めて卒業おめでとう!!
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