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お先真っ暗…

別に悲観しているわけではありません(^_^;)本年度から大学の組織が変わりまして、カレッジ制というのが導入されました。普通カレッジは単科大学で、ユニバーシティが総合大学といわれます。単科大学の集合体を総合大学とするということで、イギリス型の大学を目指しているのでしょうか…。

本学のはこんな感じです。

・ヒューマンソサエティカレッジ…文学部・文化社会学部-文学研究科+文明研究所

・エンジニアカレッジ…工学部-工学研究科・総合理工学研究科+マイクロナノ研究開発センター・国際原子力研究所・総合科学技術研究所

・サイエンステクノロジーカレッジ…建築都市学部・理学部・情報理工学部-理学研究科・生物科学研究科+先進生命科学研究所・情報技術センター

・ウェルネスカレッジ…体育学部・健康学部-体育学研究科+スポーツ医科学研究所

・リベラルエデュケーションカレッジ…教養学部・児童教育学部-人間環境学研究科・芸術学研究科+教育開発研究センター

と、これは湘南キャンパスだけです。ほかにも伊勢原(神奈川県)、高輪・代々木(東京)、札幌(北海道)、清水(静岡)、熊本・阿蘇とキャンパスがあってそれぞれが○○カレッジとなっています。静岡はスルガベイカレッジ、熊本はフェニックスカレッジ、札幌はウチムラカンゾウカレッジとか…ちょっと一貫制がないような…。

結局、学部と大学院と付置研究所がそれぞれにカレッジにごとに属するということで、それぞれにオフィスつまり事務がまとまってつくことになっています。そうなると、私が所属する教育開発研究センターはリベラルエデュケーションカレッジで、本来ならば10号館にあるはずですが、実際にはまだ居場所がありませんから、工学部近くの実験棟F館のままです。また、兼任で研究員をやっている文明研究所は14号館で、丘の上にあります。結局、付置研究所の事務も各カレッジのオフィスに移動されました。

朝、実験棟F館の2階にあがるとこんな感じです。こちらの向こうがかつての教育開発研究センターと文明研究所の事務室でした。事務室そのものは残っていますが、事務員はいなくなりましたので、教育開発研究センターと情報教育センターの研究室があるこちら側は電気がついていますが、向こう側は真っ暗とはいいませんが、暗いのです。だいたい私が電気をつけに行きます。

21世紀の大学はどんな形になっていくのでしょうか?「改革」は必然として、「改革」をやること、やることが仕事になっていて、それも文科省へのアピールのようにも思えてきます。⒙歳人口が大きく減少していく21世紀、それでなくとも日本の大学は数が多いですからね。進学率50%を維持しても定員に満たない大学も出てきます。果たして未来は…?

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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