入門ゼミナール

今日のつぶやき
入門ゼミナール

ついに授業が始まりました。今日は3時限目と4時限目に、現代教養の基礎教養科目で入門ゼミナールを担当しました。1年生を対象とした授業で、大学で学ぶ意義から始まって、ノートの取り方、図書館の使い方、情報の集め方に分析の仕方、レポートの書き方、プレゼンテーション(発表)やディスカッション(議論)のやり方などを学びます。私の所属する教育開発研究センターでは10年ほど前からすでに話題になっていた初年次教育ですね。

3時間目は文学部歴史学科考古学専攻31名、4時間目が社会文化学部の心理社会学科33名でした。新型コロナウイルスの影響を考え、密を避けなければなりませんから、だいたい倍以上が入る教室を使います。30名超とはいえ、久しぶりの対面授業でちょっと緊張しましたね。

それにしてもこうした授業をしなければならないのが大学の現状でもあります。とはいえ、こちらも初めてのこと、そういった素養というか、メソッドを持ちませんので、これを100分14コマの授業でやることには不安があります。それでも現代教養担当の先生方がハンドブックを作成してくださったので、とりあえずの授業構想はできました。そうはいっても不安は多いです。今日は「大学での学び」つまりアカデミック・スキルとは何か、どのようにして身につけるかということについて話をしました。まぁ~基礎の基礎ですね。

でも、早速やらかしました。入門ゼミナールでは、グループワークで実際に発表したり議論したりしますから、座席を指定することにしました。出席番号順に4人ずつグループを組むやり方です。担当教室は3席8列の机が3列並んでいると思っていたら、4列でした。事前に教室を確認して、写真まで撮っていたのになぜか勘違いしてしまいました(^^;)アホです。次回は4列用の座席表に作り直します。

また、入門ゼミナールは演習科目ですので、基本的に毎回課題が出ます。1回1回それを点検するのもたいへんです。今回は、グループごとに自己紹介をした後、東海大学に入学した理由、大学で学びたいこと、将来やりたいことといった内容で、500字前後の作文を書いてもらいました。これがまた時間がかかったのです。ハンドブックも盛りだくさんでしたから、内容をカットしてレジュメを作って、作文の時間は30分くらいを見積もっていたのですが、早い人と遅い人では相当開きがありました。文章は書き慣れているかどうかによって違います。とくに3限目は書きたいことを構想する時間をとっていないこともあって、終了時間を過ぎてしまいました。4時間目はその時間もとっていたのですが、それでも時間をオーバーしてしまいました。しかも3時限目より長くなってしまいました。時間内に終わらせるということも大事なことなので、これからはそれも教えていかなければならないと思っています。何分はじめてのことで、先は長いです。試行錯誤は続きます。

いつも通り、準硬式野球場を脇を通って教室のある14号館に向かいます。準硬式野球場のグラウンドの東面にはベースを結ぶダイアモンドの線が石灰で書かれています。ご覧の通り、葉桜になりかけた桜の花びらがダイヤモンド一面に舞い落ちていました。季節はソメイヨシノから八重桜へ変わろうとしています。

グラウンドに花びらを散らしたソメイヨシノの前には、確かに八重桜が満開の季節を迎えようとしています。次回も頑張ろう!

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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