入門ゼミナール…コーネル・メソッド

今日のつぶやき
入門ゼミナール…コーネル・メソッド

また月曜日がめぐってきました。ここのところまた天気が悪いですね。9時過ぎに大学に来た時にはまだ雨は降っておらず、セブンイレブン前には「地球防衛軍」の皆さんが落葉を吹いていらっしゃいました。この落葉を吹き飛ばして集める器械をなんというんでしょうかね?

秋から冬にかけては、欅の落葉が毎日舞い落ちますから、「地球防衛軍」は毎日出動されていますが、初夏のこの時期にも落葉が結構舞い落ちているんですよね。

さて、今日は入門ゼミナールの2回目です。今回はシラバスにしたがって、コーネル・メソッドというノートの取り方についてお話ししました。コーネル・メソッドは、アメリカ著名な私立大学であるコーネル大学のW・ポーク教授によって提唱されたノートをとる方法論=メソッドです。とくに北米ではもっとも多く利用されているといわれているそうです。

私も入門ゼミナールを始める前はまったく知らなかったのですが、ノートを(1)ノートエリア、(2)キーワードエリア、(3)サマリーエリアの3つに分け、授業では(1)ノートエリアにメモをとるようにして、授業後に(2)キーワードエリアに(1)ノートエリアからキーワードを抜き出します。サマリーはまとめとか要約の意味ですから、最後に(3)サマリーエリアに箇条書きでまとめを書くという方法です。

コーネル・メソッドについては学研からノートそのものが市販されています。

この場合、Aがノートエリア、Bがキーワードエリア、Cがサマリーエリアになっています。実際、私はサマリーエリアのない、キーワードエリアに相当する縦罫が書かれたノートを愛用していました。だから割とすんなりと理解できました。ノートを取るという目的だと(1)ノートエリアだけを利用して要点を列記していき、授業後に(2)キーワードエリアと(3)サマリーエリアに記入していきます。つまりノートは授業後に完成させるというのが、この方法の肝なのでした。なお、これには方眼紙タイプもあります。

これはノートを取るだけでなく、本の要約を書く場合や論文・レポートなどを構想する際にも使えますね。というか、そもそも縦罫のノートは構想ノートとして使っていました。ただ、あくまでもこれは一つの方法=メソッドですから、自分なりのノートの取り方を考えてほしいものです。ノートを取るといっても、どうしても板書やパワーポイントの要点だけを書き込むだけになりやすいですからね。

実際に授業でもコーネル・メソッドをやってみました。これは実際に学生たちがコーネル・メソッド専用用紙(自作です)に書き込んでいるところです。来週は講義をして、その内容で試してみるつもりです。

それにしてもゼミは別にして、こうした形で教室を使うのは久しぶりですね。大学でも日常が戻りつつあります(^^)

それにしても雨が多くて…。4時限目の授業が終わるとまたまたまた雨でした。だから、この間から咲き誇っていた八重桜も雨に煙っています。花びらについて雨粒がきれいです。こちらも日持ちしそうですね。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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