日記からみる戊辰戦争と地域-明治維新150年-と芳年展
表題は、本年10月14日(土)に東海大学湘南キャンパスで開催予定の相武地域史研究会第3回シンポジウムのテーマです。本日は、横浜市歴史博物館で事前報告会でした。今回のシンポジウムは、正確に言えば、神奈川の村に残る日記から、戊辰戦争期の様相を探ろうというものです。直接、戊辰の闘いを検討するわけではなく、戊辰戦争の時期にそれを民衆がどう捉えていたかと言うことを考えていきたいと思っています。詳しいことはまたいずれお知らせしたいと思います。
◎歴史×妖×芳年
横浜市歴史博物館では、現在、「丹波コレクションの世界Ⅱ 歴史×妖×芳年 ”最後の浮世絵師”が描いた江戸文化」展が開催されています。丹波コレクションは、横浜在住の貿易商であった丹波恒夫氏が収集したコレクションで、神奈川県立歴史博物館が所蔵しています。月岡芳年は、奇才の浮世絵師歌川芳国の弟子で、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。この展示会では、芳国の画風の影響を受けた豪放な浮世絵から、新聞浮世絵と呼ばれた明治の浮世絵まで、芳年の画風の変遷と特徴をよく捉えています。とくに芳年は、自分自身が明治維新を経験しているわけですから、その時代の変化にとりわけ敏感であったと思われます。どうしても歴史物に目が行ってしまいますが、とにもかくにもお勧めです!
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