Professor's Tweet.NET

クレジットカード不正使用の顛末

昨年11月23日のつぶやきでクレジットカードの不正使用について書きました(http://www.ihmlab.net/tweet/tweetblog/8006/)。何とか解決したのですが、その後のことについて報告するといいながら、すっかりそのままになっていたところ、「私もサプライス予約センターの名義で、クレジットカードの不正請求があったのですが、その後どうなりました?」という問い合わせをいただきました。そうか、やはりまだ被害が出ているのかと改めて感じました。

事の発端は、11月23日にクレジットカードの請求状況をネットで確認していたら、見覚えない「サプライス予約センター」というところから269,850円もの請求があったのを見つけたことでした。サプライス予約センター?ん?どこ?まるで見覚えがない。早速ネットで調べてみると、旅行会社。そもそもそんな会社があったことすら知らないので、早速、電話を入れてみるとお調べして返事しますとのこと。それからクレジットカード会社に連絡して、念のため警察署にも行って記録をとってもらいました。本当は被害届を出しに行くつもりだったのですが、こうしたケースでは、クレジット会社が直接の被害になるので、被害届はそちらの方で出すとのこと。考えてみたら、まだ引き落とされたわけではないですからね。警察署で調べてもらったら、サプライス予約センターはH.I.Sの子会社で、インターネットだけで旅客を募る格安の旅行会社とのこと。とりあえず返事を待つことにしたのですが…。

翌日にもう一度、確認してみたら、今度はカプコンオンラインゲーム代300円が計上されている。私はまったくゲームには興味がありませんからね、やるはずもない。こりゃまずい!ということで、クレジット会社に電話して、現在のカードを破棄して、新しいカードに替えてもらうことにしました。そうなると、いろんな所の支払いに使っていましたから、連絡が面倒でしたね、当たり前ですけれど。

そして11月28日、ちょうど東京学芸大学の授業で武蔵小金井駅について、改札を出たところでサプライス予約センターから電話があって、やはり不正のようだと(当たり前やん)。「つきましては、クレジット会社に連絡してそのように言ってくれと」。「いやいや、すでにクレジット会社には連絡してあって、確認の調査をすると言っていましから、そのうち、そちらに連絡が行くと思う。その際にそう答えてくださいね。」と。念を押しておきました。クレジット会社に連絡をした際に、取り引きのない会社だと確認に時間がかかるといわれていましたらね。後で電話を折り返してかけてみてわかったのですが、連絡はH.I.Sの会社からでした。

それからが実は長かったですね。くらい2週間経ってからでしょうか、下記のような内容の書簡がサプライス予約センターとカプコンオンラインゲームの2通分来ました。

この書簡はさらに12月22日にも来ました。取り引きのない会社だと1か月くらいかかると言っていましたが、確かにもうひと月近く経っていますね。さすがにひと月過ぎたので、と思って12月の27日のことです。クレジット会社に電話を入れてみました。ちょっときつめに「さすがに少し遅いんじゃないですか」と、そしたら確認が取れたという。何でも7人でサウジアラビアに行くことになっていたというのです。そんな予定はまーーーったくありませんし、行く気もありません。それが使い道だったというのはこの段階ではっきりわかりました。で、クレジット会社によると、来月の中旬頃に書類を送るから、それにサインをしてすぐに送り返してくれと。ただし、もしかしたら、先にお支払いいただくことになるかも知れませんと言われたのですが、実はこの頃になると、請求分の中から先の2点が消えていました。だからおかしいなと思って確認の電話を入れたのでした。

で、年が明けて1月に13日に書類が送ってきまして、要はクレジットカードを不正使用されましたというところに住所・氏名を書いて送り返して欲しいとのこと。はじめに聞いていたとおりです。で、早速書いて、15日に投函しました。ここまでひと月半以上がかかってしまいましたが、何とかこれで一件落着です。

普通はクレジット会社がちゃんとやってくれると思いますので、諦めずにがんばって欲しいですね。そう、遅いようだったら、催促も必要ですね。それにしても、ネット社会の恐ろしさを実感した一件でした。サプライス予約センターさん!セキュリティーの強化をお願いしまっせ!!

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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