史料管理学演習2015


2月22日の月曜日から恒例のウィンターセッション科目「史料管理学演習」が始まりました。1日3コマ×5日間!結構、きついです。何せ21日の日曜日は講演会をやったばっかりですし。

この授業についてはほぼ毎年このBlogで報告していますが、1日目は講義です。古文書学的な史料整理から近世史料整理、近現代史料整理、そしてアーカイブズについて学びます。早い話が、史料をあつかう上での理論(考え方)と必要な知識と技能について学ぶと祠宇ことです。でも、技能は何はともあれ実践ですから、とにかくはじめてみます。初めは基礎知識もないですから戸惑いますが、段々と慣れては来るものです。古文書については適宜、字の読み方について勉強しながらです。

今年も整理する史料は、伊豆国田方郡土手和田村(現・静岡県伊豆の国市韮山)の文書です。土手和田村の情報についてはこちらをどうぞ。 →土手和田村とは?

今年はちょっと受講生が少なめですが、みんなとにかく一生懸命まじめに、しかも楽しくやっていますよ。

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こんな感じです。どうです!みんな頑張っているでしょう(^_^)vでも、何せ史料の量が多いので、土手和田村文書の整理はいつ終わることやら…(^_^;)整理する史料があることはよいのですが…。

はい、今日は実況中継です。4日目になると、ちょっとは手が離れますからね。

◎館山市立博物館講演会

新しい告知です。来たる3月12日(土)に千葉県の館山市立博物館で講演会をやります。博物館では現在、「館山藩藩―稲葉家と藩士たち―」という特別展が開催されています(2月2日・土~3月21日・月)。館山藩は山城国淀藩稲葉家の分家で、天明元年(1781)に立藩したとのことです。私自身は、神奈川県が基本的なフィールドですので、館山藩についてはほとんど存じません。ただ、稲葉家は寛永9年(1632)から貞享3年(1686)まで小田原藩主であり、小田原の町と藩領村々の基本的な成立に関わった大名家です。また、海防の関係からは、館山藩は重要な位置にありますので、以前からちょっと興味は持っていました。でも、本当に無知の状態ですから、学芸員の宮坂新さんと相談しながらの準備です。何せ、いつものことですが、館山市立博物館の図録は立派で、史料がなかなか残っていない状況においては本当によくできた図録だと思います。苦労が偲ばれます。

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左が図録で、右が教育研究所の掲示板に掲示したポスターとチラシです。私は「江戸時代の藩社会と地域社会」というタイトルでお話しをする予定です。そもそも「藩」とは何か?全国にはどれくらいの藩があって、その中で1万石の藩というのは、支藩というのはどんな地位を占めるのかみたいな大まかなところから話をしたいと思っています。私の研究のそもそもの出発点が下野国黒羽藩という1万5千石の藩でしたから、そんな経験も含めてお話ししたいと思いますが、図録をみる限り、「大名主割元制」というのが興味深いですね。まだまだ試行錯誤中です。

馬場弘臣 のプロフィール写真
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