まだ履修期間中なのですが、履修者の数を見ていくと、どうも段々と雨がちが気持ちになりますね(^^;)ここのところ、現代教養(一般教養)の選択科目で、履修は締め切りましたか?まだ履修はできますか?というメールがずっと入ってきます。選択科目では、履修制限があります。だいたい120名を目安にしています。今年度は例の新型コロナウイルスの問題がありますから、対面で授業をやる先生は厳密に履修制限を行なう必要がありますから、どうもあぶれてしまう学生が多いようです。教室の大きさによっては120名より少なくしなければならないところもあるでしょうからね。
そうなると当然、遠隔授業とくにオンデマンドで開催する遠隔授業に人が集まるようですし、履修制限で抽選に漏れた学生が、まだ履修できますか?と聞いてくるわけです。そうでなくても履修登録している学生がいますから(^^;)わざわざ聞いてきた学生に「もう締め切った」とは言えない状況です。現在のところでは…
文理共通科目で、ほぼ全部の学部に開講されている「知識とコミュニケーション(江戸学と現代社会」では、水曜日の3時限が230名、木曜日の3時限が195名であわせて425名になっています。これに必修科目の基礎教養科目「人文科学における歴史学」は、実質クォーター制ですから、週3回×2回+1回で、実質7コマ分あります。この人数を合計すると、478名です。江戸学と現代社会を合わせると903名ですか…。採点がもう地獄ですね…これは…(^^;)
ただ、実際にこうした講義型科目は必ずしも対面の要求が高いわけではないようです。こちらは2020年度秋学期後半の人文科学における歴史学でアンケートをとったものです。
いずれも人文、社会関係の学部ですが、授業形式ではオンデマンド型授業を推す回答が1番多かったのです。政治経済学部では64.6%ですか、1番少ない文学部の歴史系学科でも43.6%で、要は半数はオンデマンド型がよいと回答しています。
対面授業Onlyを推す学生は政経学部で15.4%ですが、文学部系では33.3%と32.7%でだいたい3分の1ですね。いずれにしても遠隔それもオンデマンド型授業を推す声が大きいのは確かなようですね。そう言えば、今学期ハイフレックス型で授業する先生が事前にアンケートをとったところ、対面を望む学生は3分の1を超えるくらいで、圧倒的に遠隔(オンライン)を望む学生が多いと仰っていました。
ついでに動画は1本にした方が良いか、それとも3本ほどに分けた方がよいかという設問も設けてみました。これは圧倒的に複数本に分けるでしたね。まぁ~これは私の授業が複数本に分けていたからというのが大きいかと思います。「知識とコミュニケーション」では動画を1本にしていましたが、こちらは「1本にした方が良い」という回答が多かったです。他を知らなければ環境にも左右されるということですね。「知識とコミュニケーション」は2年生以降が履修で、「人文科学における歴史学」は1年生の必修でしたから。
いずれにしても試行錯誤は続きます。今学期はもっとしっかりとアンケートをとって学生の意見を聞いてみようと思っています。結果はまだ公開しますので、ご期待ください(^^)
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