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夕焼けに馴染む富士と氷雨に薫る白梅

昨日から研究室に出勤しています。今日もまた研究室です。でも、雪が降るかも知れないと昨日から騒いでおりましたから、昼過ぎには帰りました。今のところまだ厚木辺りは雨模様のようです。もっとも箱根はすでに雪ですね。これからどうなるのでしょうかね。首都高もあちらこちらで通行止めが始まっているようです。

昨日は結構、よい天気だったのに、なんにしても今年の冬は寒いです。温暖化とは思えないような。とはいえ、江戸時代でも化政文化で知られる文化・文政期(1804~1830)も夏は暑くて、冬は寒かったそうですからね。

昨日、帰宅するときに研究室のある実験棟F館に出たところでみた風景です。

総合体育館と体操体育館の向こう、いくつかの筋をなす雲が夕陽に赤く染まった空に富士山がほんのりと影をなして佇んでいます。オレンジの外灯が花を添えているようです。この景色を見ると何だかホッとします。1号館や7号館の屋上、そして3号館の高層階でみればもっと美しいんですけれどね。

でも、この密やかに佇む富士山の方が「お疲れさま!また明日ね!!」といってくれているような気がします。

ところが、本日は雪が降るかも知れないという冷たい冷たい氷雨でしたから、当然、富士は顔を出しません。雪が降出すよりも降るか降らないかというくらいに降る雨が一番冷たいんですよね。氷雨とは本当によくいったものです。

そこで帰りにちょっと気になって、準硬式野球場の梅林に寄ってみました。富士見通りに車を停めて、雨もしとしといった感じでしたから、傘も差さずにいったら寒かったこと寒かったこと(^^;)

新型コロナウイルスの自粛生活に入る直前、1月26日(水)に少し白梅が咲いたという記事を書きました。それからどれくらい梅の花が開いてるかなと思ったら…。ほとんどまだ咲いていませんでした。白梅はまだしも紅梅は1輪の花びらすら見えません。あれから13日も経っていつというのに、これにはちょっと驚きましたね。

ご覧になれるでしょうか?白梅が雨に濡れているのを…。本当に寒そうですね。準硬式野球場の梅林も人気がなくて寒そうです。その向こうの桜はいつ咲くのでしょうか?今年は遅そうですね。

本学の入学試験も明後日までです。合格もあれば不合格もある。必死で努力しても届かないこともある。願わくば、この受験だけではなく、その先に花咲かんことを祈りたいものですね。

氷雨に白梅も案外似合いますね。この先に春が来るよと告げているようです。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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