Professor's Tweet.NET

《緒形拳研究会》軌跡-名優緒形拳とその時代-

考えてみれば、本学で開催する緒形拳さんの展示会まで後ひと月半となりました。明日は、図書館との打ち合わせです。本日は、そんなこんなの準備をしておりました。

一応、今回の展示会のタイトルは「軌跡-名優緒形拳とその時代」とする予定です。展示会は緒形さんの業績をただ列べるだけではなく、1950年代後半の高度経済成長期から、オイルショックを経て少し社会の活力が失われていった1970年代、ニクソンショックやプラザ合意を経てバブル経済へと向かう1980年代、そしてバブルがはじけた1990年代から2000年代のロストジェネレーションの時代。それは演劇や映画の全盛期からテレビの登場によるメディアの大変革、そしてインターネットの時代へと大きな変動を経験していく時代でもありました。そんな時代の変化の中に緒形拳の役者人生を位置づけていこうというのが、研究の課題でしたから、その一端が公開できればと思っています。

という意志で、少し出展品をピックアップしているのですが、展示室の大きさもあって、なかなか全面展開とは行かないみたいです。来年、横浜市歴史博物館で開催する展示会のプレ展示の意味もありますからね。

とりあえず、いくつかのポスターを額に入れてみて、チラシや賞状など丸まったものを本で伸ばしてみて、なんてやってみています。あまり見掛けのいいものではないですね(^^;)

とにかく緒形さんは、たくさんの賞を受賞されていますから、トロフィーや盾、賞状の数も半端ではないですね。とくにはじめて日本アカデミー賞主演男優賞受賞を受賞された「鬼畜」は、その他にもブルーリボン賞等々たくさんの賞を受賞されていて、それこそ賞状だけでも数枚残されています。

とりあえずはまた、明日の打ち合わせを経ていろいろと考えていきたいと思っています!ご期待ください!!と言っていいのかな(^^;)?

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
モバイルバージョンを終了