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いよいよ明日!新入生を待つキャンパス

春の柔らかな日差しがこぼれる中、静かな土曜日の昼下がりです。今日は3月31日。もう3月も終わってしまうのですね。明日からいよいよ新年度、そして入学式です。こんなに早く大学が始動する時が来ようとは思いませんでしたね。私たちの頃も、とくに文系の学部等は、「遊園地」などと揶揄されてものですが、今では、学力の低下はもとより、教育困難校やBF(ボーダーフリー)大学等々、言われ放題です。でも、一体何が悪かったのでしょうか?私たちが受けた教育はそれほど”酷かった”のでしょうか?アクティブ・ラーニング、シティズンシップ教育等々新機軸?!が打ち出させていますが、それほど効果のあるものなのでしょうか?すべての学問は”歴史”より始まる。過去をきちんと位置づけることができなければ、ただ、やりっぱなしが増えるだけでなのだとこの頃はことさら批判的な気持ちにさせられます。

新入生たちはどんな気持ちで入学してくるのでしょうか?進学率が50%を超えた今、18歳人口の実に2人に1人が大学に進学するのです。希望通りの大学に行くもの、不本意だけれど、とにかく入学を選んだもの、何でもいいかと進学するもの…。何だかマイナスの話の方が多いですね(^^;)そりゃ~教員の立場からすると、みんなやる気があってしっかりしてもらった方がいいです。でも、きちんと教育していくのも大学の役割です。でも、それ以前に…と思うことも多いですね。先にもデータで示しましたが、1990年代後半に始まった18歳人口に反比例して増える大学と進学率。やはり歴史は正直だと言うべきか。

キャンパスは今、静かに新入生を待っています。各部の立て看の設置も急ピッチで進んでいます。さて、2018年問題と呼ばれる18歳人口激減化の始まりの年、彼らが4年後に卒業するとき、何を残せるのか。課題は大きくなるばかりです。頑張らなきゃ…。

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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