徒然…。生物災害という概念。
さすがにいわれるままに家に引きこもっていると、どうも気持ちも身体もゆるんできてしまいます。今日は、新型コロナウイルスへの対策、支援として、国民1人あたり一律に10万円を支給することを安倍首相が指示したとか。それも補正予算成立後ではなくて、補正予算に組み込む形で行なうということです。この話はずっと以前からあって、政府与党も及び腰だったのですが、対策、支援策で内閣支持率も下がってきたところで、どうもそちらの方に舵を切ったようですね。ただ、後の問題は所得制限を設けるかどうかですね。所得調整は、年末調整とか、確定申告の際にやれば良いことで、スピードを重視するならば、今、一括で配ることでしょうね。
もう一つ今日は、非常事態宣言を全国に広げるとのこと。確かに新型コロナウイルスには地域差がありますが、例えば学力の問題一つとってもそれだけで地域差が生まれています。もちろん、低い方にあわせるのがよいわけはないですが、教育の機会均等という命題からすればやはり問題があることは確かでしょう。これは大学にだっていえることです。
つらつら考えてみて、今、ここで起きていることは、それこそ歴史的な大事件です。歴史家としては、これらの動向を一つ一つそれぞれのやり方で記録しておく必要があると思っています。私はこの「情報史料学研究所」で少しずつでも書き留めておきたいと思っています。日記の代わりですね。公文書や新聞・テレビ・ネット等の情報はそれなりに保存されていけるでしょうから、市井の人としての記録ですね。
以前、こうした感染症-流行病も災害史の一つとして取り上げるべきではないかと書きました。その意をますます強くしています。それも自然災害、環境災害、そして人災という3つのカテゴリーから考えてみる必要があるかも知れません。
そうしていたら、twitterで「生物災害」と書かれているのを見つかりました。あっ!これだ!!と思っています。「生物災害としての新型コロナウイルス」の時代。2020年の子年はまさにそう記憶されていくことは間違いないですね。記憶だけではなく、記録していくこともまた、歴史家にとって大切な仕事です。
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