伊賀の花嫁 その二 俳優座劇場にて

今日のつぶやき
伊賀の花嫁 その二 俳優座劇場にて

この土日は、なかなか刺激的な休みでした。いっぺんには書き切れませんので、いくつかに分けてつぶやきます。

27日の土曜日には、俳優座劇場で「伊賀の花嫁 その二」という演劇が上映されましたので、観に行きました。知り合いがポスターの絵を描いていまして、一緒に観劇です。観劇は午後6時からでしたから、その前にちょっと乃木神社へ!原宿のオリンピア眼科病院には定期検診で通っているので、東郷神社にはよく行くのですが、乃木神社は初めてでした。改めて言うまでもありませんが、乃木神社は陸軍大将乃木希典を祀った神社で、東郷神社は海軍大将の東郷平八郎を祀った神社です。乃木希典が夫人とともに明治天皇とともに殉死したことはよく知られた史実です。宝物館に飾ってあった、殉死の朝の夫婦の写真がなんとなくグッと来るものがあります。

乃木神社よりは最近は結婚式場としての乃木会館の方が有名かも知れません。乃木坂の駅で降りたのも初めてでした。ちなみに乃木坂46は大好きです(^_^)v

乃木神社では早咲きの白梅が見事でした。ただ、残念ながら時間が遅くて、旧乃木邸を見ることができませんでした。

で、六本木までの道を歩いている途中、報土寺という寺があって、ここには雷電為右衛門の墓があるというではないですか!しかもこの寺の築地塀は港区の文化財だということでちょっと覗いてみました。

雷電は、明和4年(1767)1月 に信濃国小県郡大石村(現・長野県東御市)で生まれた大相撲史上未曾有の最強と言われた力士です。現役生活21年のうち、江戸本場所在籍36場所中で、通算黒星が僅か10、勝率はなんと9割6分だったといいます。36場所のうち、大関27場所勤めています。当時は横綱はいませんでしたから、これが最高位です。なくなったのが、文政8年2月11日でした。雷電は、身長196cm、体重169Kgといいますから、今でも巨漢ですし、ましてや男性の平均身長が154cm程度と言われた江戸の昔であればまさに大巨人ですね。それにしては墓が小さくて、何だか肩すかしを食らったようでした。

「伊賀の花嫁」は、伊賀忍者の末裔三四郎が、子孫を残すために嫁さんを捜すという、コメディ劇です。

どうです!なかなか可愛いイラストでしょ♭芝居はよくみています。歌舞伎はもちろんのこと、新派、新国劇の流れを汲む劇団若獅子、もちろん現代劇も。新劇はあまり観ませんが。とにかく、コメディタッチ満載で、踊りやタップダンスもあって楽しい時間でした。

個人的には雨宮良さんのタップダンスが印象的でした。雨宮さんのデビュー作だと思うのですが、倉本聰さんのテレビドラマ「昨日か悲別で」の印象が強くて…。雨宮さんがタップダンサーをめざす役で主演されていたのでした。シチュエーションはまったく違いますが、生で雨宮さんのタップダンスが観られたことに何だか感激してしまいました。

終わった後は、六本木ヒルズの梅香で名物の焼きそばです。横浜中華街に本店のあるあんかけをそばの中に封じ込めた焼きそばですね。それにしても、六本木ヒルズの上にかかる月はさやかで、美しかったのですが、まだまだたくさん雪も残っていましたし、やっぱり東京は神奈川に比べると寒いです。

 

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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