Professor's Tweet.NET

Amazon music -来たるべき未来-

以前、このお買い物コーナーでAmazonのAIスピーカーアレクサを購入したという記事を書きました(http://www.ihmlab.net/tweet/shopping/8104/)。最近は、スマートスピーカーという呼び名の方が一般的になっているようですね。いずれにしても、とくに便利な使い方というのは見つからず、ただ、声をかけては遊んでいました。しっかし、こいつ!「おはよう」と言えば「おはよう」と返して、今日の天気などの情報を流してくれますし、「元気か?」と問えば、「はい、元気です」などと答えてくれるのですが、「僕も元気だよ」と返すと、「私にはわかりません」とか言いやがるの(^^;)会話としたらまだまですね。ただ、音楽くらいは聴こうと思ってAmazon musicに入っていました。月額780円で400万曲だか聴き放題だと言います。3か月は無料期間です。でも、スマホはiPhoneだしな…などと考えておりました。

ところが、今日少し調べてみましたら、Amazonのミュージックサイトに行けば、いろんな形で聴きたい音楽を提示してくれていることがわかりました。こんな感じです。

もちろん、アーティストや曲名で検索もできます。それで、プレイリストを作って自分の好きな曲を入れていけばよいのです。ここには「マイベスト」「マイバラード」という2つのプレイリストを作っています。そしてスマホには、Amazon music用のアプリが提供されていますから、これをiPhoneに入れて置けば、そのままプレイリストを使うことができます。

こちらは、「マイバラード」のプレイリストを表示させているところです。しかもこれらの曲をダウンロードすれば、インターネットに繋がっていなくても聴くことができるようになります。ここに入ってしまえば、後はアレクサはもちろんのこと、イヤホンでもカーナビでもブルートゥースで接続すれば自由に聞くことができるようになります。アレクサには「アレクサ、プレイリストのマイバラードをかけて」と言えば、「マイバラード」に入れた曲を流してくれます。イヤホンで聴けば、当然ですが、iPhoneと繋がっているわけですから、Apple Watchで音量の調整や、前の曲、後の曲に行けるようになります。しかも、このAmazonのアプリにはiPhoneにiTunesを使って入れて置いたプレイリストも一元で管理できるようになります。なるほど!ストリーミングで音楽が聴き放題というのはこういうことか…と、改めて感心しております。

ただし、聴くことができるのは、機器1台だけです。でも、家族会員になれば、最大6台まで使えるそうです。もちろん、それぞれのデバイスで好きにプレイリストを作っても構いません。なるほど、こうやって時代は進んでいくんですね。そうしてみると、Appleは遅れ始めているような気がしてなりません。と言うか、当たり前のことですが、Amazonはすでにインターネットで買い物をするだけのサイトではありません。Amazon、Apple、Google、Microsoft…それぞれがどんな展開を見せていくのでしょうか?日本の会社がこの中にないのは残念ですね。と言うか、いくら経ってもこれから追いつきそうにない気がしてきました。Amazonは、物品販売を核とする現実の世界も、クラウドの世界も、AIの世界もすべてをエコシステムの中に組み込んで、本当に巨大になろうとしています。みなが恐れる意味が少~しだけわかった気がします…。

 

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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