小野路村小島家文書目録 都庁にて

今日のつぶやき
小野路村小島家文書目録 都庁にて

さすがに疲れていたのでしょうね、ウィンターセッション。日曜日はとにかくただただ寝ていました。もう歳ですからね。

さて、ようやく体力も回復したところで、本日は、『町田市小野路地区文化財調査報告(上)-古文書・歴史資料編-』購入のために東京都庁まで行って参りました。早い話、小野路村(東京都町田市)の名主を勤めていた小島家の古文書目録です。昨年11月に町田市立自由民権資料館で講演を行なったことはこのサイトでも紹介しましたが、その際に主な史料として使用したのが『小島日記』でした。もちろん、それ以前に小島資料館にもお邪魔して、小島館長にいろいろとお話しを伺ってきました。小島家は第20代の当主小島鹿之助が、天然理心流をおさめ、近藤勇や土方歳三などの新選組関係者と関係が深いこと、彼らを支援していたこと、土方とは縁戚関係にあったことで有名ですね。

その後、本学の大学院生が、こちらの史料を使って修論を書きたいということで、来月、調査に行くことになりました。とくに新選組のことを研究するわけではなく、慶応4年の関東近辺地域の動向に関する研究の一環です。小島家の史料については、すでに東京都教育委員会が調査に入っていて、都の文化財に指定され、目録が刊行されているのですが、この目録が郵送などはしてもらえず、直接都庁の都民情報ルームまで買いに行かなければならないのです。で、考えてみたら、私、都庁に入るのは初めてでした!

東京都庁

それにしてもさすが都庁ですね。ただし、都庁の各階に行くには、その場で通行証を発行してもらわねばなりません。

こちらが一時通行証です。これでタッチして中に入り、後はエレベーターで目的の階に行きます。都民情報ルームは第一庁舎の3階にあります。

発行が1992(平成4)年の3月なのですね。今年で27年です。早速、現物をもって会計をしてもらいにいくと、会計のおばさまから「あら、こんなに古い本…(さすがにもう古い本になるのか…と思ってしまう ^^;)汚れていて申し訳ないですね。研究とかされていらっしゃるのですか?」と尋ねられました。まぁ~普通、研究でもしてなければ買わないですよね、史料目録なんぞは…(^_^;)

それにしても不思議なことがあるもんで、行きも帰りも小田急のロマンスカーに乗車したのですが、どちらもGSE、つまり最新型のロマンスカーに乗りました。まさか、小田急の陰謀…ってことはないですが、真っ赤な新型ロマンスカーはやはりステキでしたね。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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