さて、急がねば…。

今日のつぶやき
さて、急がねば…。

本日は、といってもまた昨日のことになってしまいましたが、横浜市歴史博物館で、10月からの緒形拳さんの展覧会について打ち合わせでした。横浜市歴史博物館もどうにかオープンしまして、現在は特別展「明治・大正 ハマの街」が開催されています。横浜市の新庁舎建設のための発掘調査結果を報告した展覧会です。

 

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されて開館しても、まだ改修工事は行なわれています。タイルを張り替えるのがたいへんなんだそうです。

さて、本日はいつものメンバーに加えて、幹太さんも参加されたので、また詰めた話ができたと思います。現在どんなもの(台本、ポスター、パンフレット、チラシ、写真)を持っていて、そこらの中からどの作品に関する資料を展示するか、その作品の何を展示するかということを決めていくのですが、第1段階としてはほぼ決まりました。とはいえ、各テレビ局、映画配給会社、芸能事務所などとの交渉はこれからです。何せコロナ禍のために打ち合わせもできませんでしたから。

あくまでも第1弾ですから、全部が展示できるわけではなく、そこからさらに絞り込まなければなりません。何せ出演作品が多いものですから、選ぶのだけでもたいへんです。とはいえ、所蔵されている資料だけでも結構な量がありますから、借用するものはそう多くはないのですが…。

借用する場合はもちろんですが、例え所有していたとしても二次使用料が発生する場合もあります。NHK横浜放送局が共催に入ってくれましたので、まずはそこから相談を始めなければなりません。

展示については、1958年の新国劇入団から始めて、1968年までの新国劇時代、新国劇退団後から1970年代、1980年代、1990年代、2000年代と分けて、それぞれの時代背景を明らかにしながら、年代順に演劇の舞台、映画、テレビドラマを通覧していくことと、その中でもとくにトピックとしてあげたい作品を特別コーナーにすることで構成していきたいと思っています。もちろん、緒形さんの書画のコーナーもあります。

展覧会記念の冊子も執筆者の陣容が固まりました。今回は図録という形で刊行することは難しいので、緒形さん関係の出演作品や写真、エッセーなどからなる部分と、関係者や研究者が緒形さんと緒形さんの作品について書く部分とに分けて行ければと思っています。総勢10名ほどに執筆していただきます。形式的には「研究集録」的なものになろうかと思います。エンターテインメントと研究的なものを融合した冊子になればと思っています。

また、少しずつ紹介したいと思います!

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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