Professor's Tweet.NET

なな君逝く…。

「ただいま!なな」と声をかけても、ゲージを開けろと鼻で催促するなな君も、お菓子を食わせろと突進してくるなな君もいません。今はゲージの前に静かに横たわっています。それは突然のことでした。

一昨日の朝までは比較的元気だったのですが、夕方頃から具合が悪くなり、具合が悪いときには定位置の赤い座椅子に座り込んでいました。また、これは病院かな~とかInstagramにも載せたりしていた程度でした。翌日はとにかくうっ滞の薬がずっと切れているからといって、かみさんがかかりつけのぽてと動物病院に行ってもらってきました。それがお昼を過ぎた頃です。絶対、抱っこなんかさせてくれないななが、かみさんの腕の中でおとなしくしています。これはおかしいと言われても、私などは午後からマッサージに行きたいと思っていたぐらいですから、まだ「いいんじゃない」のとか言っていたぐらいです。

ところが、先ほどの薬を注射器で口に含ませても、途中で飲むのを止めて口から垂らしてしまいます。しかも床に置いたら、ふらふらしています。これはさすがにただ事ではない。ということで、日曜日の診療は午前中にもかかわらず、ぽてと動物病院に無理を言って診てもらうことにしました。

しばらく待って治療室に入ると、心臓は大丈夫だけれど、かなりお腹にガスがたまっていて、ちょっと呼吸も荒い、点滴を打ちましょう。といって準備に入りました。その時です。何を思ったのが、診察台からかみさんめがけて飛び降りたではないですか。びっくりして受け止めて、しっかりと抱っこしています。その時もこんなチャンスはめったにないから、とか言って記念撮影をしていたぐらいです。

ところが、お医者さんが戻って来る頃にはかなり呼吸が小さくなっています。呼吸器を入れましょうということで、手術台の方へ…。その準備をしている間にみるみる呼吸が小さくなって、お医者さんも一生懸命心臓マッサージなどをしてくれたのですが、その甲斐もなく、あっという間に、本当にあっという間に事切れてしまいました。かみさんも私も一生懸命励ましたのですが、本当にあっという間です。結局、毛玉を吐き出すことができずに、ガスがたまって、それが肺を圧迫して呼吸困難になったのだろうと言うことでした。

あまりのことに呆然としてしまいました。命とはこんなに儚いものなんでしょうか?つい数分前までまさか死んでしまうとは夢にも思いませんでした。連れて帰る車の中では、落ちる涙で前が見えなくなるのを押さえるのに必死でした。帰ったらもう号泣です。

幸いなことに昨日は日曜日でしたから、近くに住む長女が、そして東京に住む次女も駆けてつけてくれ、最後は日曜出勤だった長女の旦那さんも駆け付けてくれました。みんなが集まったところで、なな君のためのお通夜です。想い出ばかりが蘇ります。

このサイトでも何度も書いたように、なな君は保護うさぎです。4年前、2017年の6月にたまたま長女と長女の旦那さんが、当時旦那さんが住んでいたアパートに車を止めるときに見つけたのでした。はじめは猫かなと思っていたそうですが、ぜんぜん違うと。それから捕まえるのには結構苦労したけれど、でもとろかったとか。警察に連れて行く間に抱っこしている間におしっこされてしまったとか、そんな話に花が咲きました。

保護動物はだいたい1か月ほどで飼い主が現れるか、里親が見つからなければ処分されてしまいます。そこで長女は、「飼ってもいい?顔がとっても可愛いんだよ」と聞いてきました。もちろん、飼うことになんの異存もありません。

うちに来てくれたのが2017年の7月7日、だからオスのうさぎですが「なな」と名づけました。「なな」「なな君」「なぁ~君」「なぁ~ちゃん」みんないろんな呼び方で呼びます。本当に目の玉が大きくてくりくりしていて、茶色と白のバランスがいい可愛いうさぎでした。ただ、マダラになった毛がななの苦労を物語っていたようでした。ただ、それにしてもでかい!後から知ったのですが、普通ペットショップで売られているうさぎが1.3Kgぐらいなのに、ななは2.5Kgほどもあります。だから存在感が半端ないのです。

朝起きたときに餌をやり、トイレの掃除をする。帰ってきたら、真っ先にななのところに行って「ただいま」をいう。最初に帰った人が餌をやる。帰りが遅いときには9時頃になったものでした。そんな時は「餌!餌!」要求です。リンゴの皮やキャベツ、ニンジン、とにかく葉物が好きでしたね。贅沢なことにあまおうも大好きで、1コ丸々食べていました。トイレやお風呂で部屋の前を通ると、バーッと駆け寄ってきます。頼めば私が大好きなキャロットのお菓子をくれるのを知っているのでしょうか。いつもそうでした。

ただ、書いているだけなのに涙が止まりません。それにしてもなな君、まだうちにきて4年経っていないんだよ。後、ひと月ちょいで誕生日だったじゃん…。

お医者さんの話では、うちに来たときが4歳か5歳。だから今年で8歳か9歳。寿命に近いと言ってもやっぱり早いよ、早過ぎるよ…。これから来る夏を一緒に迎えられないなんて嘘だろ…。

明日、動物霊園で荼毘に付してもらうつもりです。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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