クラウドファンディングも残すところ後1週間を切りました。今一歩のご支援をいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
さて、リターンの一環として開催します特別講演の会場が決定しましたので、お知らせしますとともに、少し予定を変更したいと思います。開催予定は以下の通りです。
(1)9月30日(土) 東海大学湘南キャンパス(神奈川県平塚市)19号館2階-グループ学習室4(グループ学習2も併用) 14:00~16:00
タイトル「(仮)大災害・財政難・改革と小田原藩士の給料-吉岡家の俸禄米から-」
元禄16年(1703)の小田原大地震と宝永4年(1707)の富士山噴火後における小田原藩の財政状況とそこからの立ち直りを、「吉岡由緒書」に掲載された俸禄米(給料)を手がかりに探っていきます。毎年ではありませんが、「吉岡由緒書」には俸禄米の支給に関する記載がありますので、ここから俸禄米の変遷をデータ化してみます。その上で、4代信正、5代信郷、6代信基の3名は御勝手方(御賄方)役人=財政担当役人を務めていますから、「吉岡由緒書」の記述を拾いながら、藩の財政難にどのように立ち直っていったかについて解説します。
※湘南キャンパス19号館
(2)10月21日(土)東海大学高輪キャンパス(東京都品川区)1号館2階1201教室 14:00~16:00
タイトル「(仮)禁門の変と小田原藩-吉岡信徳の京都守衛をめぐって-」
元治元年7月、長州藩が京都での失地を回復するために、御所守衛の薩摩藩や会津藩と戦った禁門の変(蛤御門の変)について、「吉岡由緒書」の記事を読むことによって再検討してみます。9代目当主の信徳は藩主にしたがって御所の守衛に辺り、その時のようすを詳しく書き記しています。これを読み解くことでどんなことがわかったのかについて解説します。
※東海大学高輪キャンパス1号館
先のお知らせでは、東京は代々木キャンパスを使用する予定でしたが、高輪キャンパスの方が新しい校舎ですし、交通の便のよいので、こちらを確保いたしました。また、湘南キャンパスの会場で「禁門の変」を、東京の会場で「大災害と藩士の給料」をめぐる問題を扱う予定でしたが、やはり、神奈川の方が地震や富士山噴火が身近な問題ですので、チェンジすることにしました。もちろん、特別講演会に参加される方はどちらでも、また両方にご参加いただいても構いません。
この講演会では、歴史学の研究者は史料をどのように扱うのか、どのように読むんで、どのような史実を引出していくのか、そこからどのように考えていくのか、と言った基本的なスタイルでお話ししたいと思います。ご期待ください。
また、詳しいことは追ってお知らせいたします!
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