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補講:期末試験:ちょっとだけ新たな試み

土曜日で授業自体は終了しましたが、昨日も書きましたように、今日は補講です。4月に亡くなった千葉の叔母の告別式のために休講にした分です。2時限目に日本近世史基礎演習で、3時限目が卒業論文基礎2です。

日本近世史基礎演習は期末試験だったのですが、今回はちょっと試したいことがあって、やってみました。1人に1台ずつパソコンを与え、辞書を引きながら問題を解いていくというものです。問題を解くという言い方はおかしいですね。正確にいえば、辞書を引きながら史料を読んでいくということです。しかも、試験と言っても①史料に返り点をつけなさい、②史料本文を書き下し文にしなさい。③現代語に訳しなさい、だけです。おまけで④この史料はどういう情況で、つまりなにが言いたかったのか簡潔にまとめなさい、という設問も設けています。

受講生は12名ですから、PCも12台必要なのですが、デスクトップのPCを加えれば揃います。全部私物です。もちろん、一部は研究費で購入したものですが。なかなか壮観でしょ?

まぁ~実のところ、それほど難しい問題を出している訳でもありません。長くもありません。書く手間を含めても15分から20分もあればできるような問題です。しかも、現代語訳をするために、文章がわかりにくいところは変えたりしています(^^;)

でも…目一杯時間をかけるんですよね。試しにPDFファイルをアップしておきますから、興味がある方は見てみてください。どっちにしても、PCを引くだけでは全部の意味がわかるわけではありません。Wikipediaは事典であって辞典ではありません。語句の意味を調べて解読できること、そのために必要なネットの辞書を作るのが夢です。お金と時間が膨大にかかる…。何とかならないものでしょうかねぇ。

明日からいよいよ来年度の卒業論文の面接が始まります。これについてはまた次回(^^)/

2018年度春学期期末試験=2018_S_kimatsu

 

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投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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