緒形拳展覧会 後ひと月!

今日のつぶやき
緒形拳展覧会 後ひと月!

やっぱり時間の流れは速いものです。「俳優緒形拳とその時代-戦後大衆文化史の軌跡-」も残すところ後ひと月となりました。私も授業にあれにこれにとバタバタしているうちに時間だけが猛烈に過ぎて行った感じですね。2日の月曜日はあつぎ郷土博物館の運営評議会でした。

こちらが会議のようす…ではなくて、ちゃんと11月2日に博物館に行っていたという証拠です(^_^)v

あつぎ郷土博物館では、ただいま第3回特別展示として「優しい旅びと・渡辺崋山」展-「厚木六勝」と「游相日記」-」を開催しています。渡辺崋山(1793~1841)あ、三河国田原藩の藩士で、蘭学者、画家としても知られています。崋山は号ですね。田原藩の年寄末席(家老)で海防掛を兼ねていましたので、西洋事情にも長けていましたが、蛮社の獄で弾圧されて自刃しています。画家としての崋山は国宝に指定されている「鷹見泉石肖像画」でも有名です。その崋山が藩の御用で相模を旅したときの日記が「游相日記」で厚木にも来訪しており、その際に「厚木六勝」という絵を描いています。原本の所在は明らかではなかったのですが、近年、ハーバード美術館に所蔵されていたことが分かりました。残念ながら、現物の展示は叶いませんでしたが、その複製と先の「鷹見泉石肖像画」(複製)などが展示されております。こちらもぜひご覧ください。

さて、すでに横浜市歴史博物館のホームページにも掲載されておりますが、大石学先生がご病気で緊急入院されましたので、7日の講演会が中止となりました。私も先生の「峠の群像」論を聴きたかったので、本当に残念です。時代考証学会を立ち上げられていて、その知見でお話しなったかと思います。ただ、記念冊子『戦後大衆文化史の軌跡-緒形拳とその時代』には、「峠の群像」について先生も寄稿されていますので、ぜひ読んでいただきたいところです。何より1日も早い快復を祈念したいと思います。

さらに21日の豊川悦司さんと貴島誠一郎さんのトークショーには、1000人を超える応募があったとか。さすがに凄いですね。普通ならば200名は入れる会場なのに、コロナ禍が本当に恨めしいです。

そんなこんなですが、8日の日曜日には、3回目の展示説明会を開催します。14時から40分程度です。当日博物館にお越しの方で、御用とお急ぎでない方は、ぜひ聞いていただければと思います。

くり返しになりますが、展覧会も後ひと月です。皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

コメントを残す

コメントを残す

«
»
  • LINEで送る