余震だそうだけど…

今日のつぶやき
余震だそうだけど…

昨夜の地震には驚きましたね。神奈川では震度4でしたから、そこまでの大きな揺れではなかったですが、時間が長かったですね。2011年の東日本大地震の余震だそうで、マグニチュードも7.2から7.4程度になるとのこと。10年経ってもですか…。

ここでも何度か書いていますが、東日本大震災の時は福岡の実家に帰っていましたから、体験はしていません。あれからもうすぐ10年だというのに、巨大地震の恐ろしさを改めて感じています。

そして今日は新しいNHK大河ドラマ「青天を衝け」が始まりました。60作目だそうですが、昨年からの新型コロナウイルスの影響でスタートが遅くなってしまいました。終わりもまだ決まってないそうで、先行きが心配されます。

冒頭のシーンが渋沢栄一を演じる吉沢亮さんが、徳川慶喜役の草彅剛とであうシーン。それから竹中直人さんの徳川斉昭に、藤田東湖役の渡辺いっけいさん、武田耕雲斎に津田寛治さんと水戸藩の濃いメンバーが出てきたところで、東日本大震災で被災した水戸藩の藩校弘道館のことを思い出してしまいました。

こちらは国の重要文化財に指定されている弘道館の正門です。これだけみれば被害は対したことではないように思えます。ところが、中に入る…。

まとめて4枚掲載しますが、こんな状況でした。左上は玄関ですね。他の写真を見ても漆喰の壁は剥げ落ち、柱、扉なども痛んでいます。2013年の今ごろのことでした。ちょうど入試監督のために水戸に泊ったのですが、前泊して弘道館や水戸城跡を少し歩いてみたのでした。

なお、ホームページで確認した限り、弘道館は今は無事に復旧がなっているようです。

こちらは徳川斉昭像です。ついでに藤田東湖像も…。

藤田東湖は、安政2年(1855)10月2日に起こった江戸大地震で亡くなっています。この前年の11月5日には南海道で大地震が発生していますし、さらにその前年安政元年(1854)11月4日には東海道で大地震が発生しています。毎年ほぼ同じ時期なんですよね。あまり触れられませんが、その前年嘉永6年(嘉永 6)2月には小田原で地震が起きています。なんと4年連続で、その最後が江戸大地震だったわけです。嘉永6年の小田原地震を除けば、いずれも1,000人から4,000人単位で死者が出ています。

余震もそうですが、地震の連鎖はなお、怖いです。どうとなることではないかもしれませんが、備えあれば憂いなし。皆さん、くれぐれもご注意ください。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!

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