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武道館の桜は何分咲き?

湘南キャンパスはソメイヨシノが美しいキャンパスでもあります。これも何度か書きましたが、湘南キャンパスのソメイヨシノは、創価学会の池田大作さんが贈られたものだそうです。創価大学に医学部を新設する際に、創立者の松前重義博士に相談をして、そのお礼として贈られたとのこと。ただ、どうも創立者は桜があんまり好きではなかったそうで、準硬式野球場と、隣り合わせの野外音楽堂の周辺に植えてあって、後は8号館と武道館辺りに植えてあります。かなり大きくなっていて、枝振りも見事になっていたのですが、近年、長くなった枝を払ってしまいました。樹齢を保つにはしょうがないですよね。

昨日は3分咲きかなと書きましたが、本日は5分咲きくらいでしょうか?週明けにキャンパスに来た時には満開になっていそうです。

それにしても昨日の喧噪と違って、桜も静かな雰囲気の中で満開になりつつあります。いつもの如く、部活動は盛んです。

こちらはラグビー場と陸上競技場の練習風景です。昨年はひっそりとしていましたから、学生たちの元気な声が聞こえるのはよいですね。

元気な声といえば、南門のはす向かいにある武道館からは、剣道部の大きな声が聞こえてきます。私も剣道をやっていたので分かりますが、技を決めたことのアピールも含めて、大きな声を出すのが普通です。でも、このコロナ禍で大きな声を出して大丈夫かなと心配しないでもないですが、でも、やっぱり声を出さない剣道は考えられませんからね。

本学の武道館は、日本武道館の設計者である山田守初代建築学科主任教授の設計です。三十三間堂を模したと言われている本学の武道館は、日本武道館よりも山田先生の設計思想がよく体現されていると、東京工業大学の建築の先生が仰っていました。山田建築は「スラブ」と呼ばれる屋根や床を薄く設計するところに特徴があります。法隆寺の夢殿を模した日本武道館は、屋根を壁で支える構造であるため、どうしても屋根の端が厚くなってしまっているのですね。

この武道館もまた、本学における桜の名所なのです。

これも何度か書きましたが、武道館の門は、東京の日本橋にある水天宮が建て替えられる際に移築されたものだそうです。水天宮は私のふるさと久留米(隣町ですが… ^^;)に本社があります。源平最後の合戦、壇ノ浦での戦いで海に沈んだ安徳天皇を祀った神社で、5月のゴールデンウィークに開催されるお祭りには毎年行っていました。

久留米藩のお殿様は有馬家で、その子孫に当る有馬頼寧氏、この方は戦前に農林大臣を務めたり、技術者の待遇改善運動に関わったりして、その技術者運動の過程で創立者と同志となり、本学の前身である航空科学専門学校設立者の一人として名を連ねたのでした。今でも競馬の有馬記念にその名前が残っています。有馬記念は、戦後に頼寧氏が競馬の復興に尽力したことを記念して設けられた重賞レースです。

こちらは7号館の屋上から武道館の門を臨んだところです。

ソメイヨシノに囲まれていることがおわかりになるかと思いますが、満開まではもう少し…ですね。来週、出校したらまた撮影してみましょうかな。

投稿者プロフィール

馬場 弘臣東海大学教育開発研究センター教授
専門は日本近世史および大学史・教育史。
くわしくは、サイトの「馬場研究室へようこそ」まで!
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