今期最後の期末試験
東京学芸大学秋学期のラスト授業で、期末試験でした。国立大学は私立大学よりも学期の始まりが遅い分、終わりも遅くなります。これですべての期末試験が終りました。ふぅうぅうぅ…。
日本史研究Aは、バリバリの歴史の授業として話をしておりますから、私自身は、楽しいです。もちろん、全員が専門ではないので、なるべく理解しやすい形での授業を組んでいるつもりです。でも、期末試験はすべて論述式です。1問目が豊臣政権の惣無事に関する問題で、2問目が幕府天保の改革に関する史料問題です。書き下し文にした史料2点について解説してもらいます。
藩政史については、すでに冬休みの宿題として、任意で選んだ藩の任意の時期の藩政改革について2000字程度にまとめてもらいました。藩の概要や藩政の担当者などは必ず書いてもらっています。ちょっとデータ化してみましたらこんな結果が出ました。
今年のレポートでは、地域的には東北の諸藩の改革に関するものが、時期的には18世紀後半のものが多かったのが特徴ですね。米沢藩の上杉鷹山に代表されるような、主に寛政期の改革です。幕末では佐賀藩の改革が3点ありました。鍋島閑叟(直正)の改革ですね。でも、薩摩藩はあっても長州藩はありませんでした。これも年によって傾向が出ておもしろいですね。
さて、後は論述問題を採点するだけになりましたが、それがたいへんですね(^^;)ガンバロっと。
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