論文2本書くぞ~!「信濃の一茶」と「小田原藩の俸禄米」
自堕落な自分のために決意表明ですね(^^;)とにかく、8月中に2本の論文をまとめたいと思っております。固い決意!
1本目は、劇作家北條秀司の舞台劇「信濃の一茶」を北條の創作過程と、主役を務めた緒形拳の視点から見ていこうというものです。東京学芸大学の大石学先生が主催されている「時代考証学会」が、今年で10周年を迎えますので、その記念論文集を出そうということになっていて、これに投稿予定です。今年の3月18日(日)にすでに研究報告をやっていて、この時のレジュメはこのサイトで公開しています。興味のある方は、左のリンクをクリックしてみてください。それにしても、一茶という人は創作した句の数も尋常じゃないですが、記録もたくさん残していて、しかも味のある人物ですから、いろいろと研究も多い。歴史学の分野でも青木美智男先生など精力的に書かれていましたね。
ただ、北條先生の資料については、まだすべての整理が終わっておらず(箱にひとまとめになっています)、緒形さんについては、まだまだ資料を調査・整理している最中ですから、途中経過にならざるを得ません。しかも、中心は北條先生の創作過程ということになろうかと思います。まだまだ試行錯誤しています(>_<)
2本目は、小田原藩340石取家臣の吉岡家の俸禄米から、同藩の近世後期の藩財政や改革について通覧してみようというものです。これは、元禄大地震と宝永富士山噴火とその復興過程をあつかった論文2本(このサイトの「馬場研究室へようこそ」からダウンロードできます)の完結編でもあります。先の論文では、小田原藩の全藩における年貢収納の変遷と、小田原城近郊農村の年貢の上納量の変遷について検討してきましたが、ここでは家臣の俸禄米(早い話が給料ですね)について検討しています。こちらは災害復興というより、行財政改革とその前後を通史的にみていくと言うことが主眼になっています。
本来、この論文は、「吉岡由緒書」の翻刻を目的としたクラウドファンディングのリターンとして、昨年には出したかったのですが、まだ史料の読み込みが足りないので、申し訳ないのですが、今年度にまわしました。こちらは、本学文明研究所の紀要『文明』に投稿する予定です。
何はともあれ、頑張らなければ!!だけど、明日は鎌倉巡りに行く予定で、18日からは父の七回忌で福岡の実家に帰省予定…。ええぃ!頑張るぞーーー!!!
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