《緒形拳研究会》またまた打ち合わせ。目から鱗…。

またまた投稿が滞っています(^^;)さすがにもう歳ですね。帰ってくると、もう疲れちゃって疲れちゃって。あれもこれもとやっているうちに時間ばかりが過ぎていきます。
昨日は、鎌倉歴史文化交流館でお仕事。久しぶりの鎌倉で楽しかったのですが、Twitterで実況中継?!をしただけでした。

本日は、また、緒形邸で緒形拳研究会の打ち合わせでした。幹太さん・直人さん等ご兄弟をはじめ、お孫さんも来ていただいて、クラウドファンディングから展示会まで、この前以上に突っ込んだ話ができました。
いや~それにしても、目から鱗が落ちるということはこんなことをいうのでしょうね。クラウドファンディングのリターンでは、何をお返しするか…そうした視点からばかり考えていました。おかげさまでリターンの対象とするものは決まりましたが…。
若い人の考えた方は違うのですね。ただリターンをいただくというのではなくて、自分もそれに参加したいんだ、一緒に作り上げていくんだということに興味を覚えるとのこと。例えば、何かの催しをするとして、例えば映像などを作成するにしても、そこにスタッフとして参加する、そしてその証しとしてクレジットに名前が出る。そうして参加すること、体験すること、一緒に作り上げていくことに喜びを感じていく。言ってみれば「緒形拳の映画(もしくは物語)を一緒に作りましょう」といったコンセプトが若い人を惹きつけるのではないかとのお話しでした。
なるほど、一緒に資料整理を手伝ってもらえば、生の台本や写真に触れることにできる。ポスターやチラシを間近に見ることができる。映画が好きなら、ドラマが好きなら、舞台が好きなら、緒形拳という名優を通して、それらに触れることができる。しかも、「祖父はもう亡くなっているのだから、今、そうしたことに参加することができることに、それにこそ価値がある」との話には心底、目から鱗が落ちる思いでした。もう一度、はじめから考え直してみたいなと思います。
本学での展示会は10月からですから、そうそううかうかもしていられません。企画案も作成しなければ、と思っているところです。次回はその打ち合わせも必要です。老体にむち打って頑張りますか!
下の本は、緒形さんが憧れ続けた北條秀司著『王将』と、緒形さんが新国劇で初めて大きな役をもらった、同著『丹那隧道』です。それぞれに北條先生のサインが入っています。「一作即絶筆』には、北條先生の作品にかける覚悟が表われています。また、『王将』の当て書きは、緒形さんの本名になっていますね。緒形家にあるこうした蔵書にもまた、やはり歴史があります。


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